1年か…

最初に、改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

 あの事故(JR福知山線脱線事故)から1年が経ちましたか…。
ちょうどあの日、3時間目が終わった後に担任が突然「同志社行く電車がマンションにぶつかりよった!」とか叫び出して、庵は「ホンマかいな…」と思って放課後ネットで調べてみると、あまりの写真のむごさに言葉を詰まらせてしまいました。ニュースでは「生存者がいる模様」と言い、鉄道事故で「生存者」と言う表現を使うとは、それほどの大惨事だったことが容易に想像できました。
学校の周りでもあの事故とは全くかかわりがなかったわけではなく、当時ウチの高校を卒業したばかりだった同大生が107人のうちの1人に含まれていたり、生徒の知りあいなどが107人のうちの1人に含まれていたり、また振り替え輸送による阪急宝塚線の大混雑を余儀なくされたヤツもいます。
あの後、207系の塗装はあっという間に紺とオレンジの帯になったり、毎年楽しみにしていた吹田工場などの一般公開が中止となったり、最近では3月のダイヤ改正で本数が減量されたこともありました。また、庵の好きな阪和色の113系(ブルーライナー)が事故による車両のやりくりの関係で関西圏に戻ってきたと言うのも皮肉ながらもありました。

 今日は何となく梅田経由(阪急→JR)で帰宅したのですが、お偉いさん(?)が改札口で頭を下げていることを除いたら、普段と変わりない様子でした。大阪から庵は103系に揺られて何事もなく天王寺に到着。
何事もない。普段通りって、すばらしい。 そう思った、4月25日でした。